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ChatGPTが、開いているChromeのタブを読んで、操作まで。任せる前に知っておきたい「許可」の話

川登が机でノートパソコンに向かい、口を少し開けて、うれしそうにこちらを見ている。パソコンの上には、パステル色のタブのような札が何枚も浮かんで重なり、白い手のカーソルがその1枚のボタンを押している。机の上には緑のチェックの盾と、紅茶のカップがある

ChatGPTが、ブラウザのタブを使えるようになりました!

開いているページをまとめて読んで比べたり、ページのボタンを押して用事を済ませたり。 Chrome に入れる拡張機能が、大きく新しくなりました。

📌 何が発表されたの?

何があった

OpenAIが10月15日(アメリカの時間)に、ChatGPTの Chrome 拡張機能を新しくしたと発表しました。 拡張機能というのは、ブラウザにあとから足せる小さな道具のことです。

できるようになったのは、大きく3つです。

  • タブを読む:ふだんの会話(Chat)で、開いている複数のタブから情報を集めて答える
  • タブを操作する:仕事を任せるモード(Work)で、メッセージを送る、フォームに入力する、ファイルをダウンロードする、といった操作を代わりにする
  • タブを片づける:開きっぱなしのたくさんのタブを、整理してグループにまとめる

ページの横に ChatGPT を開いて、見ているページについて聞くこともできます。 これまでの ChatGPT の会話の履歴も、そのまま使えます。

何が変わる

これまでは、ページの文章をコピーして、ChatGPTに貼りつけて聞くのがふつうでした。 これからは「開いているタブを比べて」と頼むだけで済みます。

さらに Work なら、ChatGPT がページのボタンを押したり、文字を入力したりします。 ログインしているサイトでも動くので、メールやいつも使う仕事のサイトでも使えます。

  • 対象のプラン:すべてのプラン(無料も含む)。ただし、順番に広げている途中です
  • 使えるブラウザ:Chrome・Edge・Brave・Opera・Vivaldi(Opera は、ページの横に開く機能だけ無し)
  • タブを操作させるとき:パソコン用の ChatGPT アプリ(Mac・Windows)からつなぐ

試すなら

まずは、タブを「読む」だけの使い方から試すのがおすすめです。

  1. Chrome ウェブストアで「ChatGPT」の拡張機能(提供元が OpenAI のもの)を入れる
  2. 調べたいページを開き、ツールバーの ChatGPT を押して、横に開く
  3. 見ているページについて聞く

たとえば、こんな頼み方です。

開いている3つのソファのページを、大きさ・素材・届くまでの日数・返品のしやすさで、表にして比べて。

この記事を、ふつうの言葉で説明して。いちばん言いたいことと、その根拠は何?

YouTube の動画を開いて「この動画を3行でまとめて」と聞くこともできます(字幕がある動画なら、字幕をもとに答えます)。

タブを操作させる使い方は、パソコン用の ChatGPT アプリの「設定」→「Computer Use」から、ブラウザをつなぐ準備をしてから使います。

まとめると: ChatGPTの Chrome 拡張機能で、開いているタブを読んで比べたり、タブを操作して用事を済ませたりできるようになりました。すべてのプランが対象です。まずは「読む」だけから試すのが安心です。

出典:ChatGPT 公式の X の投稿(2026年10月15日)/ブラウザ拡張機能の説明(OpenAI)/Chrome ウェブストア

🔑 任せる前に知っておきたい「許可」の話

タブを操作できるのは便利ですが、裏を返すと、ChatGPT があなたの名前でボタンを押すということです。 ログインしたままのサイトで送ったメッセージや申し込みは、あなたがしたのと同じ扱いになります。

そのため、ChatGPT は新しいサイトを使う前に、毎回たずねてきます。 選べるのは4つです。

  • 1回だけ許可(Allow once):そのときだけ使ってよい
  • このサイトを許可(Allow for this site):そのサイトは、次から聞かずに使ってよい
  • すべてのサイトを許可(Allow for all sites):どのサイトも、聞かずに使ってよい
  • 許可しない(Decline):そのサイトは使わせない

おすすめは、慣れるまでは「1回だけ許可」です。 「すべてのサイトを許可」は、公式の説明でも「危険が高い」という印が付いています。

もう1つ、知っておきたいことがあります。 ウェブページの中には、AIをだますための文が仕込まれていることがあるんです。

たとえば、人には見えない白い文字で、AIへの指示を書いておくようなやり方です。 10月11日の記事で紹介した、履歴書に隠された「AIだけが読む文字」と同じ仕組みですね。

OpenAI も、ページの中身は「信用できないもの」として扱い、続けさせる前にサイトを確かめるよう呼びかけています。 お金の支払いや、パスワード・個人情報が関わる作業は、任せきりにしないで、そばで1つずつ確かめるのが安心です。

ちなみに、拡張機能を入れるときには「すべてのウェブサイト上にある自分のデータの読み取りと変更」のような、強そうな許可を求められます。 タブを操作するために必要な許可で、実際に使うときは、上の4つの選び方で別にたずねてくる、という作りです。

出典:ブラウザ拡張機能の説明(OpenAI)/Computer Use の説明(OpenAI)

💬 今日のひとこと

ソファを3つ開いて、行ったり来たりしながら比べる。 こういう地味に面倒なことを任せられるのは、ありがたいですね。

ただ、「読む」と「押す」は、まったく別の話です。 読むだけなら、まちがっても答えがずれるくらいで済みますが、押したものは取り消せないことがあります。

まずは読ませてみて、どこまで任せられるかを少しずつ広げていく。 それくらいの付き合い方がよさそうです。

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