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初めてのアプリ制作「話して予定」

スマートフォンを持った川登が、地面の小石につまづいて前のめりになっている。後ろには同じような小石がいくつも点々と続いている

アプリ出しました!🎉

この9月、初めての iPhone アプリ「話して予定」が App Store に並びました。 開いて「明日の15時に打ち合わせ」と話すだけで予定が入って、1日前と3時間前に知らせてくれる。 それだけのアプリです。本当にそれだけ。

画面とか料金とかはアプリの紹介ページにまとめたので、そっちを見てください。 こっちには、そこには書けない話を書きます。 出すまでに、どこでつまづいたか。

6つです。🪨🪨🪨🪨🪨🪨

ブログの副題を「つまづいたっていいじゃない」にしておいてよかった…。

🤔 なんで作ったか

忘れるからです。🫠

用事を思いついた瞬間は「よし、メモしよう」と思うんですよ。 そしたらメモアプリ開いて、日付選んで、時刻選んで…とやってるうちに別の用事が入ってきて、手が止まる。 で、結局忘れる。これを何回やったか分かりません。

欲しかったのは「開いて、口にしたら、終わり」。 入力の手間をゼロにしたら忘れ物も減るだろうと。そういう発想です。

あと、録音も文字起こしも iPhone の中だけで処理して外には一切送らない。 ここだけは最初から譲らないと決めていました。人の予定ですからね。

📱 つまづいたポイント1 いきなり iPad の画面を出せと言われる

最初のビルドを上げたら、審査に出す前に止められました。 「iPad 用のスクリーンショットを登録してください」と。

いや iPhone 専用のつもりで作ってるんですけど…と思ったら、プロジェクトの設定で iPad も対象になってました。自分で。

設定を iPhone だけに直して、ビルドを上げ直し。 iPad で動作確認していないのに対象に入れておくのは嘘だと思うので、これは外すのが正解でした。

⏳ つまづいたポイント2 契約が4日間「保留中」のまま動かない

月額のサブスクを扱うには、App Store Connect で有料アプリの契約を結んで、銀行口座と税金の書類を出さないといけないんです。

米国向けの税務フォーム(W-8BEN)出して、銀行口座も登録して。 よし完了、と思ったら「保留中」。

翌日も保留中。

その次の日も保留中。

4日間ずっと保留中です。何もしていないのに何も進まない。

机に頬杖をついて、読み込み中のぐるぐるが回ったままのノートパソコンをぼんやり眺めている川登。横のカレンダーは4日ぶん×が付いている
この顔で4日過ごしました。

原因は、税務フォームとは別にもう1枚、Apple 独自の「宣誓書」があったこと。 一覧の中に似たような名前で並んでて、W-8BEN 出したからもう終わりだと思い込んでいました。 出したその日のうちに契約は「有効」に。

書類は一覧を上から下まで全部見る。それだけの話でした。4日返して。

📮 つまづいたポイント3 審査から「もっと情報をくれ」

審査に出した翌朝、Apple からメールが来てました。「情報提供のお願い」。 扱いとしては却下なんですが、返信したら再審査してもらえるやつです。

初めてアプリを出す開発者には、動きを詳しく聞くことがあるらしいです。新入りですからね。

実機で操作してる様子を画面録画して、動作の説明を英語で書いて添えました。 音声で予定を入れるアプリなので、録画では「いつ、何を話して、何が登録されたか」が分かるように撮りました。

返信して2日後に通過。 1日前にお知らせするアプリを作ってる人間が、審査を待ってる2日間は毎朝メールばかり見ていました。

😱 つまづいたポイント4 通ったのに「App Store から削除済み」

審査通過のメールが来ました。やった!と思って管理画面を開いたら、アプリの一覧にこう出てました。

App Store から削除済み

…え。😨

一瞬、何かやらかしたかと思って血の気が引きました。

ノートパソコンに赤い警告マークが出ていて、あせった顔で両手を上げてのけぞっている川登
だいたいこんな感じでのけぞりました。

正体は「配信状況」が未設定だっただけ。 価格は175の国と地域で設定してあったんですが、「どの国で配信するか」はそれとはまた別の項目で、そこが空だと公開されないんです。

「すべての国または地域」を選んで保存。その日の夕方には App Store に並んでました。 心臓に悪い。💦

💸 つまづいたポイント5 サブスクが審査されてなかった

これが一番痛かったです。😇

公開された翌日、サブスクリプションの状態が「提出準備中」のままなことに気づきました。

アプリ本体が審査に通っても、月額の商品は別に審査が要るんです。 しかも最初の1つはアプリのバージョンと一緒に提出しないと審査されない。

バージョン 1.0 を出すとき、提出物にサブスクを添えてませんでした。 このままだと、無料期間が終わった人が買おうとしても商品が読み込めません。お金を払いたい人が払えない。最悪です。

すぐに 1.0.1 を作って、サブスクと、そのグループを同じ提出物に入れて再提出しました。

⚠️ これから最初のサブスクを出す人へ。 提出物の下書きに「アプリのバージョン」「サブスクリプション」「サブスクリプショングループ」の3つが並んでるか、送る前に確認してください。 1つでも欠けたら黄色い警告が出て送れません。その警告を読み飛ばして本体だけ送ると、私と同じ道を歩きます。

📐 つまづいたポイント6 審査用の画像が「寸法が正しくありません」

サブスクの審査には、購入画面のスクリーンショットを添付します。

実機で撮った画像→「寸法が正しくありません」。
App Store 用に整えた画像→「寸法が正しくありません」。
もう一回撮り直した画像→「寸法が正しくありません」。

正解は 640×920 ピクセルの JPEG でした。 縦長の画面を黒い余白で埋めて、この大きさに合わせたやつ。

画面の説明のどこにも書いていないんです、これ。 ここだけで小一時間使いました。地味すぎる。😮‍💨

形の合わない写真を無理やり差込口に押し込もうとしている川登。足元には弾かれた写真が3枚散らばっている
入らないものは入りません。

🪨 6つつまづいて思ったこと

振り返ったら、全部「知らなかった」だけでした。 技術的に難しいことは1個もありません。知ってさえいたら、どれも5分で終わる作業です。

自分はできないくせに人には偉そうに言うタイプなんですが、今回ばかりは何も言えません。全部自分でつまづきました。

でもまぁ、だから書いておこうと思ったんです。 誰かがどこかにこれを書いてくれてたら、私は数日早く公開できてました。 ってことで、今度は私が書く番です。

つまづいたっていいじゃない。 同じ石で2回つまづかなかったら、それでいいと思っています。

📝 これからアプリを出す人へ ここに注意

6つのつまづいたポイントを、注意することとしてまとめておきます。

  • 対象の端末:iPhone 専用なら、プロジェクトの設定で iPad を対象から外す。入っていると iPad のスクリーンショットを求められます
  • 有料アプリの契約:税務フォーム(W-8BEN)とは別に、Apple 独自の「宣誓書」も出す。書類の一覧は上から下まで全部見る
  • はじめての審査:「情報提供のお願い」が来ても慌てない。実機の画面録画と、動きの説明(英語)を添えて返信すれば通ります
  • 配信状況:価格とは別に「どの国で配信するか」を選ぶ。空のままだと「App Store から削除済み」と出て公開されません
  • 最初のサブスク:アプリのバージョンと一緒に提出する。「バージョン」「サブスクリプション」「サブスクリプショングループ」の3つが提出物に並んでいるか確認
  • サブスク審査用の画像:640×920 ピクセルの JPEG にする

「話して予定」は最初の2週間、全部の機能が無料で使えます。 忘れ物が多い人、一回開いて話してみてください。私みたいな人には効くはずです。

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