仲間に頼まれて、予約調整アプリを作りました
予約のアプリを作りました。 今回は iPhone アプリではなく、WEBアプリです。
WEBアプリは、ブラウザの上で動くアプリです。 インストールはいりません。パソコンでも、iPhone でも、Android のスマホでも、Google Chrome などのブラウザで開けばそのまま使えます。
一緒に活動している仲間に頼まれて作りました。 9月25日に作り始めて、その日のうちに動くところまで持っていき、仲間に使ってもらいながら直して、9月30日には第5版になっています。
🤔 なんで作ったか
仲間が、スケジュールの調整で悩んでいたんです。
打ち合わせの日程を決めるとき、ふつうは候補をいくつか出して、相手に選んでもらいますよね。 でもこれだと、最初に候補を出した人から返事が来るまで、その候補の時間はほかの人に出せません。 返事を待っているあいだ、次の予定が決められないんです。
何人もと調整していると、これが重なって、カレンダーが「返事待ち」だらけになります。😵
このアプリは、空いている時間を相手に見せて、早いもの順で入れてもらう形にしました。 こちらは予約のURLを送るだけ。 あとは、空いている時間に、相手が予定を入れていってくれます。
📅 どんなアプリか
予約のURLを開いた相手は、形式・時間・日時の3つを選んで、名前とメールアドレスを入れるだけです。
申し込んでも、この時点ではまだ確定ではありません。 画面にも「確認のうえ、確定のメールをお送りします」と出るようにしています。
空いている日時は、Google カレンダーを見て自動で出します。 ここまではよくある予約のアプリと同じなんですが、こだわったところが2つあります。
1つ目は、対面のときは移動時間もあけておくこと。 前の予定がどこであるかを見て、そこから打ち合わせの場所まで移動する時間は、予約を受け付けません。 予約が決まったら、その移動時間もカレンダーに予定として入ります。 「打ち合わせは入れられたけど、移動が間に合わない」がなくなります。
2つ目は、こちらが承認したときだけ確定すること。 申し込みが来たらメールが届いて、そのメールから「承認」を押したら確定です。 WEB会議なら、Google Meet のURLを付けて送る作りにしています。
メールは、使う人それぞれの Gmail から送られます。 予約サービスの名前ではなく、自分のメールとして届きます。
🔒 つまづいたポイント1 仲間が使えない
招待を送ったのに、仲間から「使えない」と連絡が来ました。
原因は、Google の「同意画面」の設定が「テスト中」のままだったこと。 カレンダーや Gmail を使うアプリは、Google に「このアプリはこういう権限を使います」と届け出る画面があります。 ここが「テスト中」だと、あらかじめ登録した人しか使えません。 仲間はそこに入っていませんでした。
「本番環境」に切り替えるには、プライバシーポリシーのページが要ります。 ってことで、プライバシーポリシーを作って公開して、切り替えました。 そのあと、仲間もつなげるようになりました。
ちなみに「テスト中」のままだと、つないだカレンダーの連携が7日ごとに切れるそうです。 自分のアカウントも切り替える前につないでいたので、あとでつなぎ直しました。
🗓️ つまづいたポイント2 みんなの予定が反映されない
次に来たのが「みんなで入れている予定が、空き時間に反映されない」という連絡でした。
本人の了解をもらって、予定の中身は見ずに、件数だけ数えて調べました。
Google カレンダーって、見た目は1枚なんですが、中身は何冊も重なっているんですよ。 自分のメインのカレンダーのほかに、ほかの人が共有してくれたカレンダーや、みんなで使う共用のカレンダーが、色分けして重ねて表示されています。
アプリは、メインのカレンダーしか読んでいませんでした。 共用のカレンダーに入れた予定は、まるごと見えていなかったんです。
1件は、仲間が相手をゲストとして予定に招待するだけで解決しました。 招待された予定はメインのカレンダーに入るので、アプリを直さなくても読めます。
残りのためにアプリを直して、空き時間を調べるときに使うカレンダーを、自分で選べるようにしました。 共用のカレンダーは、ほかの人の予定まで「埋まっている」にならないよう、自分が作った予定だけを使う設定にできます。
これで第5版。9月30日のことです。
🪨 2つつまづいて思ったこと
2つとも、使ってくれる人がいたから見つかったことです。 自分ひとりで使っていたら、同意画面のことにも、共用のカレンダーのことにも気づかなかったと思います。
頼まれて作るものは、頼んでくれた人に使ってもらってからが本番なんですね。
📝 Google カレンダーとつなぐアプリを作る人へ ここに注意
今回つまづいたポイントを、注意することとしてまとめておきます。
- 同意画面は「本番環境」に:「テスト中」だと、登録した人しか使えず、連携も7日ごとに切れます。本番にするにはプライバシーポリシーのページが必要です
- 人数の上限:Google の審査なしで使えるのは合計100人までです
- カレンダーは何冊もある:メインのカレンダーだけを読むと、共有や共用のカレンダーの予定が漏れます。読むカレンダーを選べるようにしておく
- 共用のカレンダーは「自分が作った予定だけ」:みんなの予定まで読むと、空き時間がなくなります。終日の予定も使わないほうが安全です
- 権限を増やしたら、全員につなぎ直してもらう:押してもらうまでは新しい機能が使えません
- 最後は人が承認する形にしておく:読み違いがあっても、確定の前に自分の目で確かめられます
このアプリは、今は仲間うちで使っています。 「うちでも、移動時間まで考えてくれる予約の仕組みがほしい」という方は、気軽に声をかけてください。