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チャット・Cowork・VS Code。AIの作業場所を比べてみました

川登のキャラクターが長い机の前に立ち、口を開けて笑いながら右を指さしている。机の上には、左から、紙が散らばった大きな白い吹き出し、紙がはみ出した段ボール箱、そしてノートパソコンと、立てて並べた色とりどりのファイル。指さしているのは、ノートパソコンとファイルのほう

AIを使う場所、3つ試しました。

ブラウザのチャット。 Claude の Cowork(コワーク)。 それから VS Code。

結局、今は VS Code に一本化しています。

…と言っても、チャットや Cowork がダメ、という話ではないんですよ。 自分の使い方に合ったかどうか、の話です。 ってことで、比べてみます。

🗂️ 違いは「できたものが、どこに残るか」

どれも、AIに言葉で頼んで仕事をしてもらう道具です。 違うのは、頼む場所と、作業が進む場所と、できたものが残る場所。

チャット

  • 頼む場所:ブラウザやアプリの会話の画面(Gemini、ChatGPT、Claude など)
  • できたもの:会話の中。使うときはダウンロード
  • 料金:無料プランから
  • 向いていること:相談、下書き、ちょっとした調べ物

Cowork

  • 頼む場所:Claude のデスクトップアプリ(ブラウザやスマホからも)
  • できたもの:つないだフォルダに保存。作業はネットの向こう側で進むので、パソコンを閉じても続く
  • 料金:有料プラン(Pro は月20ドル)から
  • 向いていること:ファイルの整理や資料づくりを、まとめて任せる

VS Code(Claude Code)

  • 頼む場所:VS Code(パソコンのアプリ)
  • できたもの:開いたフォルダに保存
  • 料金:有料プラン(Pro は月20ドル)から。VS Code 自体は無料
  • 向いていること:資料もアプリも、仕事ごとのフォルダで全部

Cowork と料金は、Anthropic の公式の説明によります(2026年10月18日に確認):Get started with Claude Cowork/Use Claude Code in VS Code/Claude の料金

😵 つまづいたポイント1 チャットだと、ダウンロードフォルダが散らかる

前から、資料は HTML で作って PDF にしていました。 最初は、それをチャットでやっていたんです。

Gemini で資料を作って、ダウンロードして、保存して。 直してもらって、またダウンロードして…

気がつくと、ダウンロードフォルダに、似たようなファイルがどんどんたまっていく。 いちいち名前も付けていられない。

…で、どれが最新なのか、分からなくなりました。

もうひとつ困ったのが、「前にもこれ聞いたけど、どこいった?」問題。 会話はどんどん流れていくので、前のやりとりを探すのが、ひと苦労なんですよね。

🤔 つまづいたポイント2 Cowork も試したけど、フォルダの扱いに迷った

そこで目をつけたのが、Claude の Cowork。 フォルダを渡して、仕事をまとめて頼める道具です。

さっそく使ってみました。 ところが、ブラウザの上でフォルダを管理するのが、自分には難しかった。

Cowork でも、同じことはできるんです。 今は、デスクトップアプリでつないだフォルダを直接読み書きできて、パソコンを閉じても作業が続くみたいです。

なので、Cowork が悪いわけではありません。 自分の手に、なじまなかった。 それだけの話です。

💻 だから、VS Code に一本化しました

VS Code は、もともとプログラムを書くための道具です。 そこに Claude Code を入れて使っています。

やり方は単純で、仕事ごとにフォルダを作って、そのフォルダを開いて頼むだけ。 フォルダの中は「もらった材料(01_input)」「作業中(02_work)」「できあがり(03_output)」に分けています。

それともうひとつ、なんでも聞けるフォルダも用意しています。 どの仕事にも入らない、ちょっとした質問や思いつきは、ここで聞く。 チャットの代わりですね。

仕事のフォルダに関係ない話を持ち込まなくていいので、それぞれのフォルダがきれいなままなんです。

フォルダの分け方のイメージ図。左には仕事ごとのフォルダとして、01_A会社案件、02_B会社案件、03_FREE(なんでも聞ける)が並ぶ。右には1つの仕事のフォルダの中として、01_input(もらった材料)、02_work(作業中)、03_output(できあがり)が並ぶ。下に、仕事の話はその仕事のフォルダを開いて頼む、ちょっとした質問は03_FREEで聞く、と書いてある
フォルダ名は例です。

よかったのは、この4つです。

  • AIに余計な情報が入らない:フォルダの中で仕事が完結するので、ほかの仕事の話が混ざらない
  • あとから遡れる:やりとりの結果も、引き継ぎのメモも、フォルダに残る
  • 窓口がひとつになる:「あれ、どこで頼んだっけ?」がなくなる
  • スキルを簡単に保存できる:いつもの作業の手順を、AIが読む手順書(スキル)として残せる

この4つ目が、地味に大きいんです。

いつも同じ作業をしているとき。 「また同じことをするな」と思ったとき。 「これ、スキルにして」と言えば、手順をまとめて保存してくれます。

次からは、毎回同じ説明をしなくていい。 このブログの書き方も、スキルにしてあります。✍️

「スキルにして」と頼むときのイメージ図。こちらが「さっきの資料づくりの流れ、また同じことをするので、スキルにして」と頼むと、AIが「手順をまとめて、スキルとして保存しました。次から『資料を作って』と頼めば、この手順で進めます」と答え、skills/資料づくり/SKILL.md というファイルができている。下に、次からは毎回同じ説明をしなくていい、と書いてある
頼むのは、ひとことだけ。

このブログも、毎朝の AI日記も、この形で作っています。 記事の下書きも、図のもとも、X に添える画像も、決まったフォルダに入っています。

「前にもこれ聞いたけど、どこいった?」が、なくなりました。🙌

ちなみにこの話、AI活用セミナーの資料にも入れています。

🖼️ 画面で見る、VS Code の使い方

VS Code は、最初はどこを見ればいいのか分かりにくいので、実際の画面で並べておきます。 9月に撮った、自分の VS Code の画面です(英語表示のままです)。

まず、VS Code そのものは無料です。 公式サイトから入れられます。

① 画面は3つに分かれている

川登の VS Code の画面に、赤い枠で3つの場所を示した図。左の枠は①フォルダの中身、真ん中の枠は②ファイルを見る場所、右の枠は③AIに頼む場所。真ん中の、最近使ったフォルダの一覧は、案件名が写るため塗りつぶしてある
左で選んで、真ん中で見て、右で頼む。

左がフォルダの中身、真ん中がファイルを見る場所、右がAIに頼む場所です。 慣れるまでは、この3つだけ覚えておけば大丈夫です。

② Claude Code を入れる

VS Code の拡張機能の一覧の画面。入れてある拡張機能が並ぶ中で、Anthropic の「Claude Code for VS Code」が赤い枠で囲まれている。右に手順として、左のはしの四角が4つのマークを押す、上の検索に Claude Code と入れる、作っているのが Anthropic かを確かめて入れる、と書いてあり、使うには Claude の有料プラン(Pro 以上)が要る、とある
名前の似たものもあるので、作っている会社を確かめてから。

Claude Code は、VS Code の「拡張機能(あとから足せる機能)」として入れます。 左のはしにある、四角が4つ並んだマークから探せます。

③ 仕事のフォルダを開く

VS Code の最初の画面の、Start の欄。「Open...」が赤い枠で囲まれ、横に「ここを押して、フォルダを選ぶ」と書いてある
AIは、開いたフォルダの中で働きます。

あとは、その仕事のフォルダを開いて、右の場所で頼むだけ。 できたファイルは、そのフォルダの中に保存されます。 もう、ダウンロードフォルダを探しに行かなくていいんです。

📝 これからAIの作業場所を選ぶ人へ ここに注意

  • 相談だけなら、チャットで十分:考えを整理したい、下書きがほしい、くらいなら、いちばん手軽です
  • ファイルを作るなら、置き場所を先に決める:ダウンロードフォルダに任せると、どれが最新か分からなくなります
  • なんでも聞けるフォルダを用意しておく:仕事に入らない質問は、そこで聞く。仕事のフォルダに関係ない話が混ざりません
  • 同じ作業は「スキルにして」と頼む:2回目が来たら、手順を残すタイミング。次から同じ説明をしなくて済みます
  • 任せるなら、フォルダごと渡せる道具を:Cowork でも VS Code でも、フォルダを渡すと、材料とできたものが同じ場所に残ります
  • 合うかどうかは、1つの仕事で試す:同じことができても、なじむかどうかは人それぞれ。いきなり全部を移さなくて大丈夫です

そんな、AIの作業場所の話でした。

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