Claudeが、データから「動き続けるグラフ」と説明アニメを作れるように。Docs・Slides・Designは無料プランでも正式版に
Claude に、新しい機能が2つ入りました。
会社のデータから、自動で新しくなるグラフを作る「Claude Dashboards」。 それから、説明用のアニメを作って動画で書き出せる「Claude Motion」です。
あわせて、資料づくりの「Docs」「Slides」「Design」が、無料プランでも使える正式版になりました。 こちらは、今日から誰でも試せる話です。
📌 何が発表されたの?
何があった
Anthropic が10月8日に発表しました。 Dashboards と Motion は、どちらも「ベータ版」(試しに出している段階)です。
- Claude Dashboards:会社のデータの置き場(BigQuery、Snowflake、Databricks など)や、営業の管理ツール(Salesforce)とつないで、ふつうの言葉で質問すると、グラフの並んだ画面(ダッシュボード)を作る。データが変われば、グラフも新しくなる。有料プランで使える
- Claude Motion:頼んだ内容から、短い動画のように動く説明アニメを作る。画面で直したり、Claude に直してもらったりして、MP4(動画のファイル)で保存できる。会社向けの Team と Enterprise プランで使える
- Docs・Slides・Design:文書、スライド、デザインを作る機能が「ベータ版」を卒業。無料プランを含む、すべてのプランで使える
何が変わる
Dashboards のいいところは、数字の出どころが見えることです。
グラフの数字を押すと、データを取り出すのに使った命令(クエリ)が見られます。 Claude に「この数字はどう出したの?」と説明させることもできます。 それぞれのグラフには、データをいつ取り直したかも表示されます。
「今週の申し込み数は、先月とくらべてどう?」のような、ちょっと知りたいことを聞くのに向いている、と Anthropic は書いています。 これまでは、詳しい人に頼んで待つか、自分で命令を書くしかなかったところです。
Motion は、たとえばこんな使い方が紹介されています。
- 四半期の報告を、全社の集まりで流す30秒の説明アニメにする
- 役員向けの資料のグラフに、動きを付ける
- 新しいお客さま向けに、製品の使い方の案内を作る
Docs・Slides・Design のほうも、使いやすくなっています。
- PowerPoint や PDF に書き出しても、画面で作ったときの見た目のまま
- スライドは、Google スライドに、直せる形で送れる
- チームの人と Claude が、同じ文書やスライドをいっしょに直せる
- スマホの Claude アプリでも直せる
これまでに、Claude で作られた文書・スライド・デザインは、4,500万を超えたそうです。
試すなら
まずは、無料プランでも使える Slides からがおすすめです。
- Claude を開いて、メモや箇条書きを貼る
- 「このメモを、月曜の会議用のスライドにして」と頼む
- できたスライドを見て、直してほしいところを言葉で伝える
- PowerPoint か PDF で書き出す
Dashboards は、有料プランで使えます。 個人向けの Pro は月20ドル(年払いなら月17ドル相当)です。 ただ、会社のデータの置き場とつなぐ前提の機能なので、そういう仕組みをすでに使っている会社の人向けですね。
Motion は、会社向けの Team・Enterprise プランだけです。 Enterprise では、Dashboards と Motion は最初は切ってあり、管理する人が設定で ON にします。
まとめると: Claude が、データから自動で新しくなるグラフ(Dashboards)と、説明用のアニメ(Motion)を作れるようになりました。文書・スライド・デザインの機能は、無料プランでも使える正式版になっています。
出典:Claude 公式「Build live dashboards and animate explainers with Claude」(2026年10月8日)/Claude 料金ページ
🎬 「動画を作らない」動画
Motion で、いちばんおもしろいと思ったのがここです。
Motion は、動画を作るAIを使っていません。 Claude が、文字・グラフ・図形・画像を動かす「プログラム」を書いて、それを動画のように再生しています。
だから、こうなります。
- あとから直せる:どの言葉でも、どの数字でも、動くタイミングでも、変えられる
- 架空の人が出てこない:AIが作った映像や、AIが作った人物は入らない
自分の仕事の説明に使うための道具、という位置づけですね。 もっと手を入れたいときは、Adobe や Runway などの動画のツールに渡せるそうです(Canva も近く対応)。
これは、パワポをAIに直接作らせず、HTMLで作ってからPDFにする話と、考え方が同じです。 いきなり完成品を作らせるより、直せる形(コード)で作らせたほうが、崩れにくく、直しやすい。 Anthropic も、同じ方向に進んでいるように見えます。
⚠️ claude.ai/design を使っていた方へ: 9月16日から、Design はふだんの Claude の会話の中でも使えるようになっています。そのため、別のサイトだった claude.ai/design は12月14日で閉じます。そちらのチャットやコメントは移せず、公開リンクも使えなくなるので、必要なものは早めに控えておいてください。
出典:Claude 公式「Build live dashboards and animate explainers with Claude」(2026年10月8日)
💬 今日のひとこと
グラフの数字を押すと、出し方が見える。 AIに数字を出してもらうとき、いちばん気になるのは「その数字、本当?」なので、ここはうれしいところです。
それから、Slides などが無料プランでも正式版になったのは、大きいと思います。 「AIで資料を作ってみたいけど、お金を払うほどでも…」という人が、今日から試せるので。
とわラボの資料づくりも、そろそろ見直しどきかもしれません。📊
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