Gemini 4 Argonが、ふだんのGeminiアプリに。使えるのは月2,900円のProから
Gemini 4 Argon が、ふだんの Gemini アプリで使えるようになりました!
10月4日の AI日記で「今日すぐ使えるわけじゃないんですよ」と書いた、あの Argon(アルゴン)です。 発表から、ちょうど2週間ほどでここまで来ました。
ただし、使えるのは有料のプランの人だけです。 そのあたりも含めて、まとめておきます。
📌 何が発表されたの?
何があった
Google が、アメリカの10月13日(日本時間では14日の深夜1時)に発表しました。 Gemini 4 Argon が、次の場所で使えるようになっています。
- Gemini のアプリ:Google AI Pro と Ultra の契約者
- Google 検索の AIモード:同じく Pro と Ultra の契約者
- 開発者・企業向け:プログラムから AI を呼び出す窓口(API)の有料版や、企業向けの Gemini
Google は、アプリでの答え方がこう変わったと説明しています。
- 前置きや「〜かもしれません」の逃げを減らして、より直接答える
- 同じことを必要以上にくり返さない。決まり文句も使わない
- 時間のかかる仕事では、途中の進み具合をこまめに伝える
- 「こういう文体で」という指示に、これまでの Gemini でいちばん従う
何が変わる
10月4日の時点で使えたのは、審査を通ったサイバー防御の担当者だけでした。 それが今回、月額のプランを払えば、ふつうの人も使えるところまで広がりました。
ただ、無料のプランと、いちばん安い Google AI Plus は、今回の対象に入っていません。 日本の料金は、Google AI Pro が月2,900円、Ultra が月14,500円からです(2026年10月時点)。
同じ日に、Gemini のアプリにはこんな更新もありました。
- 「チャット」と「タスク」の切りかえ:タスクにすると、パソコンを離れているあいだも、Gemini が Google のアプリをまたいで作業を進める(Pro・Ultra)
- 40以上のアプリとつながる:食料品の宅配、レストランの予約、Adobe など。ただし、多くはアメリカの英語向けです
- Mac のアプリに、プログラムを書く AI「Antigravity」:今は英語のみです
試すなら
Pro か Ultra の人は、Gemini のアプリを開いて、モデルの一覧に Argon が出ているかを見てみてください。 順番に広げている最中なので、まだ出ていない人もいるかもしれません。
試すなら、Argon が得意だという「長くて、手順の多い仕事」がおすすめです。 たとえば、人に見せても困らない資料を1つ渡して、こう頼んでみます。
この資料を読んで、要点・まだ決まっていないこと・次にやることの3つに分けてください。書いていないことは補わず、「不明」と書いてください。
同じ資料と同じ頼み方で、これまでのモデルと比べると、違いが分かりやすいです。
無料の人は、このために急いで契約しなくても大丈夫だと思います。 Google は「Gemini 4 のほかのモデルも、これから出していく」と書いているので、そちらを待つのも手です。
まとめると: Gemini 4 Argon が、Gemini のアプリと検索の AIモードで使えるようになりました。対象は Google AI Pro(月2,900円)と Ultra の契約者で、無料のプランはまだです。
出典:Google 公式ブログ「Gemini 4 Argon: Built to solve your hardest problems」(2026年10月13日)/Google 公式ブログ「Gemini 4 Argon comes to the Gemini app.」(同日)/Gemini アプリの更新履歴(2026.10.13)/Google AI のプラン
🔬 Google の中では、もう働いていた
Google の発表には、Argon が社内や研究の現場で、すでにこなしてきた仕事が並んでいました。 数字がおもしろかったので、いくつか紹介します。
- Chrome の大そうじ:Chrome のもとになっているプログラムは約4,000万行。その中の約600万行ある古いフォルダの整理を手伝った
- 数か月の仕事を数日で:Google の公開している AI「Gemma」の動きを、約2.85倍速くした。ふつうなら数か月かかる作業を、数日で
- 薬や素材の研究の道具を速く:分子の形を予測する、よく使われる計算の道具を、最大2.3倍速くした
- 社内のプログラムづくり:AI が出すプログラムの提出が35%以上増え、あとから取り消す件数は約3分の1減った
安全の面の数字もあります。
- 作業で行きづまったときに、決まりを破って「近道」をしようとした割合は2%。これまでの Gemini でいちばん少ない
- Web ページやメールに隠された悪い指示に、仕事を乗っ取られた割合は0.7%(15回のしつこい攻撃を試した場合)
AI に仕事を任せるようになると、「勝手なことをしないか」は、賢さと同じくらい大事なんですよね。
ちなみに、研究者1万人に、Google のプログラムを書く道具の最上位プランを6か月無料で使ってもらう募集もしています(審査あり)。
💬 今日のひとこと
10月4日の記事では、名前が「Pro」じゃなく「Argon」になった理由が分からず、「…気になる。」で終わっていました。 理由は、今回もやっぱり書かれていませんでした。
でも、使えるようになるまでは思ったより早かったです。 発表のときは「できるだけ早く」とだけあって、日付が出ていなかったんですよ。
とはいえ、まだ月2,900円からです。 無料で触れるようになる日を、気長に待ちたいと思います。
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